MR ST@GEに行ってきた話

巷で噂のTHE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪ GROOVE☆2nd SEASON 9月16日の主演アイドル:秋月律子回に3公演参加してきた。色々と衝撃的だったので、覚えているうちに何か記録を残しておく.

大した内容ではないけど,内容に触れた話になるので以下格納.


第一部,最初の曲「THE IDOLM@STER 初星-mix-」が始まってからしばらく,とても不思議な感覚を覚えていた.脳みそが目の前で起きている出来事を咀嚼しきれない感じ.違和感,と言ってしまってもいいのかも知れない.この感覚が胸に落ちたのは6曲目,「僕たちのResistance」辺りだったと思う.
それまではずっと「こちらの世界にアイドルが来た」というスタンスで見ていたのだけれども,実はその主客が逆だった,ということ.つまり「我々観客/プロデューサーがアイドルの世界を訪れていた」,という理解に至った.それで何が違うのか?と言われるとこれまた言語化するのがとても難しいのだけど,ともかくこの小さなコペルニクス的転回によってようやく落ち着いてステージが見られるようになったのは確かだった.

ソロ曲パート

livE

ソロ曲その1.
ずっともう一度聞きたいなあ,と思いながら中々その願いが果たせなかった曲.それがこんな場所で,こんな形で叶うとは.
この曲を若林さんが歌う時の感情のほとばしりは本当に恐ろしいものがあって,一度生で見ると歌い終わった後に倒れてしまうんじゃないか,と本気で心配になるレベルで想いが込められているのがわかる.それは今回も同じで,ラストのサビは決して格好良く歌い上げられてはいないかも知れないけれど,じゃあキレイに歌えるように温存して歌いましょう,という選択肢ではなく,これしかないんだ!と感情の奔流を叩きつける,それこそがlivEであり,あの場でそれを見ることができて本当に良かった.

恋するミカタ

ソロ曲その2にして締めの曲.これもずっと聞きたかった.
6thライブ以来,とかになるんだろうか.どうしても方向性が似ていてド定番の「いっぱいいっぱい」に枠が取られてしまう感じ.
VRという表現の制約の中でも会場を煽ったりコールアンドレスポンスをふってきたりと,最後まで「らしい」ステージを見ることが出来た,と思う.

MCパート

構成としては,

  • セルフプロデュースの方針について

第一部:セクシー秋月律子
第二部:キュート秋月律子
第三部:スタイリッシュ秋月律子
それぞれ律子が考えてきたポーズを披露,選ばれたPにどんなポーズがいいか指示をもらう,それに合わせたセリフを考えてもらうという流れ.

  • ラストのソロ曲について

第一部:衣装をどうするか?(選ばれなかった方は第二部で使用)
第二部:曲ラストの決めポーズをどうするか?
第三部:衣装をどうするか?
を二択で出して好きな方に手を上げてもらうという流れ.
第二部では決めポーズが甲乙付け難い,と思ったら会場の挙手も見事に半々に分かれて結局両方やることになったり,第三部では片方にメルヘンリリー*1が出されてしまって,満場一致でそちらに→流石に無理ですって,を2回ほど繰り返してからコズミック衣装に収まるといった流れもあり.

総括

とても疲れた.特に第一部が終わった後は,脳が見たものを処理し切れていないのがとてもよくわかった.あの感覚は面白い.
本当に,あの日あの場所でしか出来ない体験をした,という意味で何物にも代えがたい思い出になった.
会場で歌われている「虹色ミラクル」を聞きながら『目を開いて見る夢』とはまさにこの光景だな……と思ったのが印象的だった.
そして,律子は可愛いか?アイドルに向いているか?という問いかけ.
可愛くないなあ,と思いながら努力したりアイドルに向いていないなあ,と思いながら試行錯誤したりするその姿がとても可愛く,アイドルしている瞬間なのだなあ,とそう思った.

*1:当日は詩花の誕生日だった